こちらは内貼りシート(内貼りラミネート加工をしたプリントシール)の貼り方ページです。
▶︎ デザインカットした内貼りシールの場合は、こちらを参考にしてください。
貼り付け作業 〜内貼りプリント(転写紙なし)編〜
※サイズが大きいものは1人では難しいですので、2人以上での作業が望ましいです。高い所に貼る場合は、しっかりと足場を固めるなどの準備をしてください。
転写紙なし内貼りプリントの構造
洗剤水の作り方
霧吹きに、水500mlに対して台所用洗剤を10滴ほどの割合で入れます。よく振って、水と洗剤をしっかり混ぜたら洗剤水の出来上がりです。
A.1:普通の水では、すぐにシールがくっついてしまうのでダメです。洗剤を入れることで水のすべりがよくなって、貼り付け作業で水を追い出しやすくします。洗剤水を使うことで大きなシールも失敗なく貼り付けできるのが、水貼りの特徴です。
A.2:洗剤は入れすぎ、少なすぎ注意です。洗剤が多すぎるとシールの粘着が弱まり、作業直後にしっかり貼り付きません。(乾くにつれ、粘着は元に戻ります。)反対に少なすぎると、シールがすぐにくっついて水を追い出せなくなります。500mlに10滴ほどが、オススメする適量です。
A.3:1m角くらいのサイズで、500mlはあると安心です。貼り付け面にもシール糊面にも、洗剤水をたっぷりかけます。作業中に足りなくなると大変ですので、多めに作っておくと良いです。
A.4:練習用シールを同梱していますので、まずはそれで手順や感覚を確認してから本番にうつってください。貼り付けがうまくいったら、ぜひ施工後のお写真を見せてください!
画像で見る 内貼りプリント(転写紙なし)貼り方
1.道具を用意する
〈準備するもの〉
・霧吹き(水500ccに対して、台所用洗剤を10滴ほどの割合で入れてよく振ってください。)
・メジャーや定規
・マスキングテープ(セロハンテープでも可)
・フエルトつきヘラ(商品と同梱)
・カッターやはさみ
・タオル2枚
・アルコール(商品同梱、アクリル面使用不可)
2.貼り付け面をきれいにする
貼付け面にテープやシールの剥がし跡がある場合は、ホームセンターで売っているシール剥がしや灯油で取ります。次にアルコールを柔らかい布に染みこませ、貼付け面についている油分やガラス磨きのワックス成分等をしっかり取り除いてください。
3.位置決めをする
メジャー等で位置を割り出し、テープで仮止めをして全体のバランスを見ます。
位置が決まったら、上辺もしくは下辺にテープを止めます。※縦長のものは左右のどちらかに止めるなど、状況やプリントのサイズにより止める箇所を変えて下さい。
テープは何本か重ねるなどして、幅広にしっかり留めると、この後の作業がやりやすくなります。
4.台紙をゆっくり剥がす
シートを裏返して、貼り付け面をキレイにします。
(仮止めしてあるので裏返しても大丈夫です。)
透明フイルムを剥いでプリントの糊面を出します。
慎重に、ゆっくり剥いでください。(透明フイルムは薄いので、テープなどを利用すると剥ぎやすいです。)
5.シートの糊面と貼り付け面に洗剤水を吹き付ける
洗剤水をたっぷりと吹き付けます。空気中のゴミが付きやすいので、できるだけ短時間で行ってください。作業中に付いてしまったゴミは取り除いてください。
この時、テープで留めてある部分が剥がれないように注意。事前準備で幅広に、しっかり止めておくと剥がれません!
6.シートをゆっくり戻して、軽く水を抜く
テープを止めた側から、ヘラで軽い力でならしながらシートがヨレないようにそっと貼り付け面に乗せます。
上半分を放射状に軽く水を抜いていきます。☆プリントの裏側を濡らさないようにタオルで拭きながら作業してください。
7.上半分を少しずつ、水抜きをする
上半分を放射状に、水が残らないよう力を入れて少しずつ移動しながら、中心から外側へ向かうようにヘラを動かし、ギュッギュッとしっかり水を抜きます。
ヘラにぐっと力を入れる※水を抜くときは少しずつしかり抜かないと、水残りの原因になります。
8.下半分を水抜きする
上半分がしっかり貼れたら、仮止めのテープを取ります。
下半分を、水が残らないよう力を入れて少しずつヘラを動かしギュッギュッとしっかり水を抜きます。
9.完成です
商品に同封する貼り方用紙(内貼りプリント 転写紙なし)
クリックすると大きい画像で見れます
貼り付け後の仕上げ
残った水や空気は針などで突いて穴を開け、そこから空気や水を押し出します。この時も強く押し出すとシワになりますので、ゆっくり押し出してください。
小豆大くらいの空気の残りであれば、数日くらいで自然に抜けるので、特に気にする必要はありません。ゆるいシワはドライヤーであたためて無くすこともできます。熱くしすぎると、シートが縮むのでご注意ください。プリントを剥がす時は、剥がし方のページを参考にしてください。