カッティングシートとは
簡単に言うと、糊のついたカラーシートを文字やデザインに切り出して作るシールのことです。
このページでは、カッティングシートについてさらに詳しく説明していきます!
まずはシートの加工風景を見てみる
カッティングマシンと呼ばれる専用の機器を使用して、シートを特定の形や文字を切り抜いて制作します。いらない部分は、すべて手作業で取り除きます。
完成したシートの貼り方を見る
カッティングシートの貼り方には、いくつかの種類があります。ここでは切り文字屋オッケイが普段お客様に案内している基本的な貼り方を紹介します。
乾式貼り
水貼り
水貼りは、カッティングシートを洗剤水を使って貼り付ける方法です。この方法は大きなシールや複雑なデザインの貼り付けに適しています。洗剤水を使うことで、シートの位置を微調整したり、気泡を除去しやすくすることができます。
※サイズが大きいものは、2人以上での作業が望ましいです。高い所に貼る場合は、しっかりと足場を固めるなどの準備をしてください。
これらは一般的な貼り方の種類の一部です。貼り付ける場所や目的によって、適切な貼り方を選択することが重要です。
カッティングシートの構造
カット加工されたものは、図のような構造になります。貼り付け後は、台紙と転写紙がなくなるので、シール部分のみが残ります。
一般的には、『カッティングシート』『カッティングシール』『マーキングフイルム』などと呼ばれることが多いです。(カッティングシートという名称は、株式会社中川ケミカルの登録商標です。)
カッティングシートの材質
塩ビ素材などでできたフィルムで、薄くて柔軟で耐久性の高いシートです。裏面には、糊が塗布されています。様々な色や質感のものがあり、金属調や木目調など本物の素材のようなものも存在します。看板、窓ガラス、車、船、バイク、店舗の装飾など、さまざまな用途で使われている人気商品です。
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カッティングシートの特徴
粘着性
カッティングシートは裏面に糊が塗布されていて、ガラスなどのツルツルした平らな表面に簡単に貼ることができます。糊は強力でしっかりと貼り付きます。
強粘着の他にも、短期使用向けで剥がしたときの糊が残りにくい弱粘着のタイプや、テント生地のようなざらざらしている生地にしっかりと貼り付く、さらに強粘着なタイプなどもあります。
耐候性
屋内外のどちらでも使用することができます。紫外線に対しても色褪せや劣化が起きにくく、長期間の使用も可能です。また、一般的に耐水性があり屋外看板だけでなく、車やバイク、船への貼り付けにもとても人気です。
発色が良く豊富な色数と質感
多くのカラーオプションと仕上げ(つや消し、光沢、エンボス、メタリック、蛍光など)があります。単色だけでなく、様々な色や質感のものがあり、金属調や木目調など、まるで本物の素材のようなものも存在します。デザインや使用目的に応じて幅広く選ぶことができます。
>> 切り文字屋オッケイ 取り扱い色見本 <<
当店で取り扱っているシートはごく一部です。お取り寄せも可能ですので、ご希望があればスタッフにお問合せください。
切り抜き
特定の形状やデザインに切り抜くことができるので、切り出したデザイン以外の部分が無くシンプルで、ガラスに貼っても背景を妨げずクリアに表現できます。
容易な貼り付けと剥がし
カッティングシートは、簡単に貼ることができます。剥がすこともできるので、看板のリニューアルも貼り替えでできます。また、時間変更などの部分的なリニューアルができるのも、カッティングシートの大きなメリットです。
>> カッティングシートの貼り方・剥がし方 <<
カッティングシートとプリントの違いは?
カッティングシートは、カッティングマシンを使用して単色カラーシートを図形やイラストのデザインの輪郭に切り抜くことで作成されます。
プリントシールは、大型のインクジェットプリンターを使用して、フルカラーでデザインを印刷します。
カッティングシートは、耐久性や耐候年数の点でプリントシールに勝りますが、多色表現には限界があります。
プリントシールは、写真やグラデーション表現が可能ですが、紫外線によるインクの褪色などで、耐候年数が短いです。
どちらを選ぶかは、使用するデザインや環境によって異なります。目的に応じて、それぞれの特徴やメリットを考慮して選択することが重要です。迷ったりわからないときは、ぜひお気軽にスタッフにご相談ください!
カッティングシートが適さない場所
カッティングシートは、ツルツルしていれば、ガラス、アクリル、外壁、木、クロス、金属などあらゆる面に貼り付けできますが、貼り付けが向かない場所もあります。
粗い表面
粗い表面や凹凸のある表面では、シートが適切に密着せず、長期的な耐久性が損なわれる可能性があります。
湿った表面
耐水性はありますが、湿った表面や常に水が浸透する場所では、粘着力が低下し、剥がれる可能性があります。(カッティングシートの貼り方『水貼り』は、時間経過とともに洗剤水が乾くので、しっかりと貼り付けることができます。)
高温や極端な温度変化のある場所
一般的に一定の温度範囲で最適な性能を発揮します。高温や極端な温度変化のある場所では、粘着力や耐久性が低下する可能性があります。
長時間の強い直射日光
長時間にわたる強い直射日光の下での使用は、色あせやちぢみなど、シートの寿命を短する原因になる可能性があります。
油や化学物質の影響を受ける場所
カッティングシートは、主に塩ビ素材でできています。物質によっはシートに悪影響が出てしまうものや、長期間にわたって物質にさらされる場所では、シートの劣化や変色が出てしまう可能性もあります。
もし貼り付け面に関してのご不明点や不安がありましたら、スタッフにご相談ください!
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