こちらは水貼り編の貼り方のページです。
1文字が15cm角以上の大きい文字や、ベタシートを貼る場合にお読み下さい。
動画で見る 水貼り〜切り文字シール編〜
※サイズが大きいものは1人では難しいですので、2人以上での作業が望ましいです。高い所に貼る場合は、しっかりと足場を固めるなどの準備をしてください。
切り文字の構造
洗剤水の作り方
霧吹きに、水500mlに対して台所用洗剤を10滴ほどの割合で入れます。よく振って、水と洗剤をしっかり混ぜたら洗剤水の出来上がりです。
A.1:普通の水では、すぐにシールがくっついてしまうのでダメです。洗剤を入れることで水のすべりがよくなって、貼り付け作業で水を追い出しやすくします。洗剤水を使うことで大きなシールも失敗なく貼り付けできるのが、水貼りの特徴です。
A.2:洗剤は入れすぎ、少なすぎ注意です。洗剤が多すぎるとシールの粘着が弱まり、作業直後にしっかり貼り付きません。(乾くにつれ、粘着は元に戻ります。)反対に少なすぎると、シールがすぐにくっついて水を追い出せなくなります。500mlに10滴ほどが、オススメする適量です。
A.3:1m角くらいのサイズで、500mlはあると安心です。貼り付け面にもシール糊面にも、洗剤水をたっぷりかけます。作業中に足りなくなると大変ですので、多めに作っておくと良いです。
A.4:練習用シールを同梱していますので、まずはそれで手順や感覚を確認してから本番にうつってください。貼り付けがうまくいったら、ぜひ施工後のお写真を見せてください!
画像で見る 水貼り
1.道具を用意する
・霧吹き(水500ccに対して、台所用洗剤を10滴ほどの割合で入れてよく振ってください。)
・メジャーや定規
・マスキングテープ(セロハンテープでも可)
・フエルトつきヘラ(商品と同梱)
・カッターやはさみ
・タオル2枚
・アルコール(商品に同梱、アクリル面使用不可)
2.貼り付け面をきれいにする
貼付け面にテープやシールの剥がし跡がある場合は、ホームセンターで売っているシール剥がしや灯油で取ります。次にアルコールを柔らかい布に染みこませ、貼付け面についている油分やガラス磨きのワックス成分等をしっかり取り除いてください。
3.位置決めをする
メジャー等で位置を割り出し、テープで仮止めをして全体のバランスを見ます。
位置が決まったら、下辺にテープを止めます。
下辺に止めると後の作業が、安全かつスムーズに進みます。
※縦長のものは、左右のどちらかに止めるなど、状況により貼る箇所を変えて下さい。
補足
文字が並んでいるものは、
切り込みを入れて1文字ずつ貼ると貼りやすくなります。
4.台紙をゆっくり剥がす
シートを裏返します。台紙を180度折り返すように転写紙のほうへ押し付けながら慌てず、ゆっくり剥がします。
※早く作業をしようとすると切り文字が裂けやすいので慎重にゆっくり行ってください。
5.洗剤水を吹き付ける
シートの粘着面と貼付け面に洗剤水を均一にたっぷりと吹き付けます。
貼付け面より少し広めに吹き付けると失敗が少ないです。
※空気中に浮遊しているゴミが付きやすいので出来るだけ短時間で行ってください。作業中に付いてしまったゴミは取り除いてください。
6.シートの端を持ち、貼付け面ゆっくり戻す
テープを止めた側から、ヘラで軽い力でならしながらシートがよれないようにそーっと貼付け面にのせていきます。次に、止めていたテープを剥がします。
※シートが薄い水の膜に乗った状態になっていますので、シートが動かないよう注意してください。
7.少しずつ、水抜きをする
利き手でヘラ、反対の手でシートの端を持ちます。水抜きは、『中心から放射状に』が基本です。
【第1段階】まず、中心を決め、ヘラで放射状にス~ッと軽く水を抜きます。
この段階では、まだ強くこすらないでください。
【第2段階】
次に、水が残らないよう少しずつヘラを移動させながら、中心から外側へ向かうような動きでしっかり水を抜きます。
和紙の転写紙は結構丈夫ですので、ぐっと力を入れてください。
8.転写紙をゆっくり剥がす
水抜き作業が終わったら、転写紙をゆっくり180度折り返すように剥がしていきます。シートが転写紙にくっついてきた場合、和紙の転写紙なら、上から洗剤水を吹き付けてふやかすと剥がしやすいです。
又は、カッティングシールが完全に乾くまで一日置いておくのも有効です。※剥がした後に、ヘラで強く擦るとキズがつきやすいです。最後に、乾いたタオルで押さえるように水分を拭き取ってください。
9.完成です!
商品に同封する貼り方用紙(水貼り)
クリックすると大きな画像で見れます。
貼り付け後の仕上げ
残った水や空気は針などで突いて穴を開け、そこから押し出します。この時も強く押し出すとシワになりますので、ゆっくり押し出してください。
小豆大くらいの空気の残りであれば、数日くらいで自然に抜けるので、特に気にする必要はありません。
ゆるいシワはドライヤーであたためて無くすこともできます。熱くしすぎると、シートが縮むのでご注意ください。切り文字の剥がし方は、剥がし方のページをご覧ください。